まごねじょうあと
孫根城の遺構は、本曲輪のほか五か所の曲輪と四か所の堀切が、山の尾根に沿って南北方向約180mの間に、ほぼ一直線に分布しています。城域の東西両側は、山の急な斜面で、麓には巴川と梶川がこの山地を囲むように流れて北側で合流し、天然の要害をなしています。
梶氏系譜によると、初代城主は梶金平信勝で、天文5年(1536)七代城主与吉郎信家のとき、足利の軍勢に攻め落とされ、その後の城主本多定之進忠知の代の元亀2年(1571)、孫根城を含む下山地区の諸城(大桑城、羽布城など)は、甲斐の武田軍に攻められて落城した、と伝えられています。
県道大沼足助線の脇にたつ孫根城跡の解説看板と、城跡までのルート上にある春日神社。分かれ道付近には、矢印看板が設置されているので安心です。
曲輪Ⅰまでのルートは、比較的平坦面が多く高低差は少ないものの、落ち葉や枯れ枝があるので足元は注意が必要です。
曲輪Ⅳから曲輪Ⅱにかけて、高低差をつけながら曲輪を重ね、土塁や大規模な堀切を組み合わせながら城が築かれていることを確認できます。
「孫根城跡」の看板がある曲輪Ⅰは、樹木が生い茂り、視界は良好とはいえませんが、敵を寄せ付けない、迫力ある切岸(人工的な断崖)を確認することができます。
名称 | 孫根城跡 (まごねじょうあと) |
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所在地 |
〒444-3251 豊田市平瀬町 |
料金 | 無料 |
営業時間 | 終日 |
お問い合わせ | 0565‐90‐2602 下山商工会 |
駐車場 | 春日神社内のスペースにて |
トイレ | 無し |
車でのアクセス方法 | 東海環状自動車道「豊田松平IC」より約25分 |